ASP-DAC'98 General Chair
小澤 時典(半導体理工学研究センター)
第3回ASP-DAC'98(Asia and South Pacific Design Automation Conference1998)がパシフィコ横浜で開催されます。ASP-DACは、コンピュータや通信機器、それに使われる大規模集積回路(VLSI)などの設計をコンピュータを使って自動化する技術(DA)の国際会議で、米国で毎年6月に開催されるDACの姉妹会議として、アジア・南太平洋地域の研究者・技術者が1995年に設立したものです。テーマとしては、システム設計、論理回路設計、レイアウト設計、テスト設計などの自動化技術、製造技術のCAD、さらに設計環境や設計手法、設計事例なども取り上げています。
最近のLSI設計のトピックスは、ディープサブミクロン(DSM)時代となり集積規模の増大に対して設計技術が追いつかないのではないかという設計危機であります。こうした問題の解決には色々な分野の技術者が集まり、技術情報の交換を行い問題解決に努力する事が要求されます。本学会は、そのために大学の研究者、産業界のデバイス技術者、回路技術者、システム技術者及び設計自動化技術者、等幅広い技術者に技術討論の機会を提供します。
今年は設計に関するテーマを重点に募集し、世界13ヶ国から投稿された121論文の中から選ばれた74件の論文が発表される他、基調講演、特別セッション、デザイン・コンテスト、チュートリアルなどが企画されています。
基調講演としては、「設計危機に対する戦略」をGadi Singer氏(Intel)、「DVD開発の課題」を山田 尚志氏(東芝)、さらに「低電圧回路設計について」Anantha Chandrakasan氏(MIT)、の計3件が予定されています。
今回2回目の試みとして、「大学LSIデザイン・コンテスト」が企画され、大学での設計経験を発表して頂きます。世界の大学から応募されたLSI設計の中から選ばれた13件が、特別セッションで発表されます。そして、これらの中から最優秀デザイン賞および特別賞が選ばれ、表彰されます。
その他の特別セッションとしては、「設計危機に対する施策」として半導体メーカー幹部のパネル(1D)、半導体ロードマップに関する講演とパネル(3D、4D)、「アジア地区におけるLSIビジネス」(7D)、などが企画されています。
また、2月10日には内外の第一線の講師陣による5件(終日)の講習会(有料)が予定されています。「ロジックとDRAM混載の可能性と挑戦」、「高性能システムLSI設計」、「ディープサブミクロン時代の性能と雑音の解析・最適化」、「ICコアを含むシステム・コデザイン」、「低電力VLSIの設計とCAD」に関する内容です。
●ASP-DAC'98の参加費は、47,000円、講習会は32,000円
(12/25以前、会員の場合)
●申し込みと問い合わせは、
(株)コンベックス「ASP-DAC'98」
〒106 東京都港区麻布台2-3-22 一乗寺ビル
TEL:03-3589-3355 FAX:03-3589-3974
E-mail:convex@po.iijnet.or.jp
URL http://www.starc.or.jp/ASPDAC/