半導体産業における技術革新は著しく、プロセス技術の飛躍的な発展を背景に、複合機能を1チップ上に実現するシステムLSIが電子機器に広く使われようとしている。これまで半導体産業の牽引役をつとめてきた汎用DRAMに代表される少品種 ・大量生産型の事業から、新規商品市場を創造し得るアプリケーション直結型LSIへの転換が求められている。一方、付加価値の高い高性能なシステムLSIを市場が要求するような短期間で開発するためには、設計技術の高度化が必須であり、「LSI設計危機(Design Crisis)」の論議も内外で高まってきた。

わが国に多いシステム部門から半導体部門までを持つ垂直統合型メーカとしての強味を発揮し、システムLSI時代をになう体制を確立するためには、「どう作るか」 から「何を作るか」への転換とそれを支える設計技術の飛躍的な向上による、新しい産業形態への脱皮が必要である。そのためには、システム設計とLSI設計の融合を達成できるような設計手法とそのためのEDA技術の確立が緊急の課題である。

「システムLSI設計技術フォーラム(略称:EDAT Forum'99)」はこのような時代認識のもと、日本で最大の設計技術の展示会である「EDA TechnoFair'99」の併設イベントとして、"LSIと設計技術の明日を考える"公開討論の場(Forum)を提供することを目的に、LSI設計、EDA技術開発に携わるすべての関係者を対象に開催するものである。

本年度も平成11年1月27日〜29日の期間、パシフィコ横浜にて電子分野の設計技術に関する展示会「EDA TechnoFair'99」を日本電子機械工業会(EIAJ)の主催で開催する。「EDAT Forum'99」は、この「EDA TechnoFair'99」の併設イベントとして、EIAJ/EDA技術委員会の主催で開催される。

EIAJ/EDA技術委員会は電子関係の設計自動化(EDA)に関係した様々な活動をしている。

1つは、EDA技術およびその標準化に関する、日本業界を代表する唯一の組織として、専門家による各種の技術検討と世界の関連機関(IEEE、IEC等)への提案を行い、併せて国内での啓蒙活動を図る活動である。この活動の一環として、過去「EDATechnoFair」に併設して「EDA標準化フォーラム」を開催してきた。

2つめはEDAの今後のあるべき姿を浮き彫りにすることを目指したEDAビジョン研究会活動である。昨年度は「2002年EDA技術ロードマップ」を策定し98年2月の「EDA TechnoFair'98」において、その成果を「Cyber Giga Chip」のキーワードでテーマ展示をおこなった。

今回の「システムLSI設計技術フォーラム(EDAT Forum'99)」は「2002年EDA技術ロードマップ」で提示した設計課題の検証とその解決策の探求、ならびにできるだけ多くの参加者間での課題の共有化をその目的のひとつとしている。

【開会の辞】 9:30〜9:35 古井芳春 EDA技術委員会委員長
【招待講演】 9:35〜13:45
9:35〜10:35 “21世紀へのエレクトロニクスの夢と展望” 唐津 治夢氏
(株)国際電気通信基礎研究所(ATR) 取締役経営企画部長
10:35〜11:35 “システムLSIの現在と未来” 森野 明彦氏
 日本電気(株)半導体事業グループ 主席技師長
11:35〜12:45 休憩(昼食)
12:45〜13:45 “Next Steps in Design Technology” Dr. Daniel D. Gajski
University of California, Irvine
Professor of Information & Computer Science
13:45〜14:00 Short Break
【パネルセッション】 14:00〜17:20
4:00〜15:30 “システムLSI設計現場における問題と今後の課題”
オーガナイザ松下電器産業(株) 村岡 道明 氏
モデレータ九州大学 安浦 寛人 氏
パネリスト松下電器産業(株) 村岡 道明 氏
(株)東芝 田丸 喜一郎 氏
富士通(株) 山村 毅 氏
他 1名を予定
14:00〜17:20 Coffee Break
15:50〜17:20 “2010年のシステムLSI設計手法とEDA技術”
オーガナイザ大阪大学 今井 正治 氏
モデレータSTARC 小澤 時典 氏
パネリスト大阪大学 今井 正治 氏
九州大学 安浦 寛人 氏
大阪大学 東野 輝夫 氏
他 2名を予定
(プログラム内容は都合により変更されることがございますので、予めご了承ください。)

■参加費

・1998年12月29日までにお申込みの場合

15,000円/1名(消費税を含む) 一般
但し、大学関係者(学術研究者、大学生、大学院生など)は、8,000円/1名と致します。

・1998年12月30日〜当日お申込みの場合

17,000円/1名(消費税を含む) 一般
但し、大学関係者(上記に同じ)は、10,000円/1名と致します。

■定 員

200名
但し、申込期限内であっても定員になり次第、締め切らせて頂きます。

■事務局

〒100-0005
東京都千代田区丸の内3-2-2 東京商工会議所ビル7F
(社)日本電子機械工業会 電子デバイス部 半導体課(芝崎・北田)
電話:(03)3213-1065 FAX:(03)3211-0993


EDA TechnoFair '99
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